サッポロ、スティールの買収提案を特別委に諮問

米系投資ファンドスティール・パートナーズ・ジャパンから買収提案を受けているサッポロホールディングスは8日、スティールが企業価値を損なう「乱用的買収者」に当たるかどうかを検討するため、外部の有識者で構成する特別委員会に諮問したと発表した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080108ib23.htm


昨年2月からのスティールパートナーズの買収案件ですが、これってまだ決着してなかったのですね。
こちらの記事にブルドックの件の際の「繁用者」と「乱用者」は意味が違うという指摘がありますが、ブルドックの件は「繁用者」で今回のサッポロの記事についてはこれはもちろん「乱用者」の意味ですので注意が必要です。自分がごっちゃになっていてアレっと思っただけですが、ブルドックの件の報道で「乱用者」という報道をしていた媒体も結構あったらしいので、誤解して一緒に解してしまっている方はきっと私以外にもいるはず。
買収防衛策の発動となればまた裁判になるかと思いますが、その場合また注目度の高いニュースになるのでしょう。
そもそも、この第三者機関に意見を求めてその結果で防衛策を発動するという仕組み自体が適当なのかという疑問が個人的にあるのですが、裁判になればそこのところもはっきりするのでしょうか。
買収防衛策を実際に発動したという事例自体がまだ少ないという事が、注目度が高くなる理由ですが、実務で前線にいる専門家の方は本当に大変だなぁ、と感じます。自分も会計のプロになりたいと考えている身なので、わが身の如く気を引き締めたいです。
このニュースの一挙手一投足にはまた注意を払っていきたいですね。ブルドックの件は結局、なんともいえない判決でありましたし、今度はどうなるのか……
もちろん第三者機関がスティールに対してGOサインを出す事もありえるのでしょうが、なんとなくそうならない気がします^^;
会計士試験にはまだそこまでの話は関係なさそうですが。